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女子大生綾子の淫らなポテンシャル
第10章 よそよそしさも好きのうち


「タツヤ先輩ってオナニーしてるんですか?」
これが気になる相手に聞く内容だろうか?
でも聞いてしまったのだ。
あの夜の電話でも、今、ステーキを食べながらも。

ちょっとだけ分かってきた。
オナニーが何なのか。
でも本当にちょっとだけ。
ミドリ先輩が口でしてたようなことを
オトコが自分の手でするらしい。
「射精」って書いてあった。
自分でそうすると気持ちいいみたい。

でも、ピンとこないよ。
射精がわからないのよ。
真紀ちゃんもフェラして射精させるって言ってたけど、
オトコの体の仕組みなんて、全然わからない。

タツヤ先輩は言わせるだけ言わせて、
ニヤついたまま、何も答えてくれなかった。
そりゃそうだろうな。
一人でする秘めた行為らしいから。
でもこんなこと聞いてくる女なんて
タツヤ先輩に淫乱だと思われちゃってるのかな。

自転車を引きながら駅前の書店に二人で向かった。
酔うほどではなかったけど、顔が赤く火照ってるような気もする。

ミドリ先輩にあげる本は2冊とも見つかった。
プレゼント包装もしてくれた。
名前に合わせて、グリーンの包装紙、きっと喜んでくれるだろうな。

あれ、あそこ、詩集の売り場に、、
「ミドリセンパ〜い」
綾子が駆け寄った。
「どうしたの、あれ、タツヤくんも一緒〜。
二人して、本屋でデート?
全くあなたたちらしいわね」
「違いますぅ〜。ミドリ先輩が欲しいって言ってたから、
プレゼントしようと思って」
「え〜そうだったの?
私も買いそうになっちゃった」
「あれ、まだ帰ってないんですか?」
「今日から駅前のホテルに泊まってるのよ」
「そうなんですか?公演があるから?
さすがプロって感じ」
「それは違って、、」
タツヤの方を見る。
「あ、黙っててくれたんだ、タツヤくん」
「え〜タツヤ先輩、何知ってるんですか。
二人だけの秘密?」
「綾子ちゃん、秘密なんて、、、」
とタツヤは言い淀んでしまう。
「私が、黙っておいてって、頼んだの。
私、引っ越したのよ遠くに、それで」
「え?大学は?」
「単位はもう大丈夫だから、ゼミに顔出すだけ」
急なことに綾子も言葉が出てこない。
「タツヤくんにだけはこの前、教えたのよ」

タツヤが綾子ちゃん、と呼んだ変化をミドリも気づいた。
「ねえ、二人は時間まだあるの?よかったら、部屋で飲まない?」
綾子が断れるわけもなかった。
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