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女子大生綾子の淫らなポテンシャル
第63章 招かれざる魔淫の触手
19



あああ、もう、だめよ、
私、みんなの前で、
昇りつめちゃうかも。
そんなの恥ずかしいよ。


ミドリの中では、
自分を見ないでという羞恥心と
もっと見て欲しいという女優魂が
交錯しながらも、
そのカラダは、確実に昇りつめていた。


口が半開きになって
いよいよその時を告げようとしている。
観客はミドリの恥じらいの中に
見せる妖艶な雰囲気に、
息をのんで見つめている。


シルエットでも
くっきりと見える股間と
その艶めかしい表情を
皆、目に焼き付けているに違いない。


これまでのフレッシュさを上書きする
女としての成長も感じさせる
ミドリの姿に誰しもが虜にされていた。


もう、ホントに、
ダメ、、、
私、みんなの前で、、、
逝っちゃう、、、


目を潤ませたミドリが、
限界に達して、
カラダを震わせ始めたその瞬間、
ヒロフミは、スポットライトの
明かりを切った。


後ろから照らされている照明だけで
ミドリの表情は見えなくなった。
でも、じっと目を凝らしている観客には
ミドリのカラダの微かな震えが
わかったかもしれない。


、、、イッっ、、、クゥッッ、、、


ミドリが懸命にこらえたその声は、
果たして
届いた観客はいただろうか。


後ろからの明かりも、
徐々に落とされていく。
その中で、ミドリは、確かに
クライマックスを迎えてしまっていた。


舞台が真っ暗になる。


その暗闇の中、
やがて万雷の拍手に包まれた。
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