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女子大生綾子の淫らなポテンシャル
第14章 ドキドキときめきスイートルーム1 シャワータイム
8

脱衣所から綾子とミドリのキャッキャいう声が聞こえてくる。
「なんですか〜これ〜、ミドリ先輩、
えっちすぎますよ〜コレ着けるんですか」
「タツヤ君が選んだんだからしょうがないでしょ。
私のだってほら、もう、セクスィ〜〜〜」
「きゃ〜、もう見てられないです〜。
ってこれはミドリ先輩が自分で買ってるんですよね。
何考えてんですか」

ミドリの声が元気になってよかった。
脱衣所で盗み聞きしてしまった。
、、ミドリ先輩、高校時だけじゃなかったんだ、、、
健一部長って、フツーの人に思えたけど
「あいつらと一緒」って相当ひどいな。
この公演が終われば、健一部長も引退だし、
ミドリ先輩も引っ越してしまうからもういいのか。

まあミドリ先輩の言う通り、さっぱり忘れよう。

当のミドリは、言わなくてよかった、そう思っていた。
だって、綾子ちゃんが健一の正体知ったら、
公演どころじゃないよね。

健一が、自分の就職のために、
私のカラダを接待に使ったなんてさ、、
健一のためと思ったけど、
まさか、去年の部長の体を私が奉仕することになるなんて、、
あんまりすぎる。
健一もあいつらと一緒、
男なんて、みんな一緒
自分の欲と見栄と安定と、ああ、やだ。

これがギョーカイってヤツなの?
私の就職まで握り潰せるなんて言ってたみたいだし、
せっかく掴んだこのチャンス。
こんなことで台無しにしたくない。
それもおしまい。健一ともおしまい。

この公演だけは、成功させたい。
ここから、私は新たなスタートを切るんだ。

脱衣所から
綾子とミドリがセクスィなランジェリーをまとって現れた、、、
といってももちろん下着姿ではない。

二人とも薄手の部屋着のような膝丈のバスローブを羽織っている。
外資系のホテルっぽい高級品だ。

「なにタツヤくん、がっかりしてんのよ〜。
もしかして綾子ちゃんがあのランジェリーのまま
現れると思った?」
「、、、はい」
「エロオヤジね〜」
「綾子ちゃん、こんな男、やめなさい。
それとも見て欲しいのかな?」
「こんな明るいところじゃ、、、」
「じゃあ、後で二人っきりで、ってこと?」
「エロオヤジにエロ女子大生だわ」
「でもその下着を買ったのは、
未来のエロ女子アナってことですよね」
「もう、タツヤくん、怒るわよ」

すっかり仲がいい三人。
明るい未来が待ってることを信じている。
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