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女子大生綾子の淫らなポテンシャル
第15章 悪辣先輩の毒牙・綾子性奴隷化計画1 標的は綾子の同級生


ミドリのやつ、急に別れたい、だなんて、何考えてんだ。

放送研究部の部長健一はむしゃくしゃしていた。
この2年間、付き合っていたミドリから突然、別れを切り出されたからだ。
公演も明後日だが準備はほとんど終わっていて影響はないだろう。
朗読公演とはいえ、いいものになりそうだ。
いつも映像ばかりの健一にとっても新しい試み。

ただ、正直、台本の出来は良くない。
ミドリの部分は、スラスラ書けたけれど、さらりとしてしまっている。
なんとか成り立っているのは、
この春から裏方に入ってきたタツヤという後輩のおかげだ。
彼の照明プランによってミドリもイキイキとして見える。
俺よりもミドリを活かせるなんて、正直嫉妬もしている。
影で付き合ってるんじゃないかと思うくらいだけれど、
その気配は全くなかった。
ただタツヤがミドリに憧れているだけだ。

でもそれ以上に気になっているのは
同じ照明を手伝っている綾子だ。
ミドリのような華々しさはないけれど、
清純そうな中にグッとくるものがある。
その魅力に気づいているのは、俺だけだろう。
綾子が秘めている聖と性の二面性、
あの裏側の本当の貌、本人も知らない、淫のポテンシャル、
ミドリを上回るものを感じている。

彼女の存在が、ミドリへのあて書きをの筆を鈍らせたに違いない。
ミドリと別れるのは、
便利なオンナがいなくなるという意味では、
イラつくことではあるが、
これも天の配剤、綾子という新たな天使を俺に授けてくれたのだ。
綾子を主役の下、物語、イメージが膨らんでくる。
今日ミドリと別れたのも運命だ。

喫茶店で今後のプランを一捻りして出てくると、
ミドリが綾子とタツヤと歩いているのが見えた。
そうかあのホテルに泊まっているのか、
でもなんで三人で、、、まあいいか。

俺がやることは今は一つ。
綾子の同級生で、放送研究部のカオルに連絡を取ること。
大学デビューして、今はやりたい盛りの新入生、ってところだよな。
まあ、キミのための企画があるんだ、なんて言えば、イチコロだろう。
彼女には綾子を手に入れる生贄になってもらおう。
まあ並より可愛いし、何より巨乳ぽいから遊びがいもあるだろう。

綾子を手に入れるのは急がない。
なんなら一度タツヤにくれてやっていい。
綾子のあの気配はバージンのはずだ。
しばらく仕込んでもらったところで掻っ攫おう。
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