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女子大生綾子の淫らなポテンシャル
第69章 最終章 闇のシナリオのヒロイン誕生への道




「いいなぁ、
綾子、
このイケメンくんと、
明日から撮影一緒なんでしょ」


綾子は女子大の構内にある
寮の部屋で
同部屋のマキと深夜ドラマを見ていた。


2年生のマキは、
浪人していた綾子とは
同い年で気が合って、
なんでも話せる仲になっていた。
綾子よりも背が高く、
ショートヘアな
ボーイッシュな女子大生だった。


「一緒って言っても、
アタシは、裏方、雑用係よ。
主演は、カオルちゃんなんだから」
「あの子ね〜、
最近、寮にあんまりいなくて、
どこか余所で泊まってるみたいだけどさ、
ずいぶん、綺麗になったよね。
巨乳だけが取り柄かと思ってた」
「そんな、巨乳だけだなんて、、、」
「ごめんごめん、
綾ちゃんあの子と仲いいんだもんね。
不思議な取り合わせだけど」


クラスも同じで、
放送研究部で一緒、
そんな共通点はあったけれど、
綾子もカオルと親しくなっているのは
自分でも不思議だった。


しかも、綾子は、
前回のミドリの引退公演も
今は恋人になっているタツヤと
一緒に照明スタッフをしたり
放送研究部にも貢献しているつもりだったけれど、
新たに撮るという映像作品で、
主演に抜擢されたのはカオルだった。


幽霊部員で、練習になんか
参加したこともないのに、
元部長の健一の彼女になったという
ことだけで抜擢されたに違いなかった。


泊まりに行ってるのは
その健一のところだろう。
一晩中抱かれたのか、寝不足の目で、
授業にけることもよくある。


ただ、
すっかり垢抜けて、
綾子から見ても
いいオンナ、になっていた。
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