パソコンから！ケータイから！スマホから！無料でどこでも気軽に楽しめる官能小説サイト

第70章 エピローグ　クランク淫　主艶女優綾子

２０



「おいおい、ケン、
魂胆なんて、、、」
「カオル、
知ってんだからな、
お前とヒロのことさ」


カオルの表情が
一瞬にして
凍りついたのが綾子にも
わかった。


、、、え？
カオルちゃん、、、
ヒロフミ先輩とも、
何かあるの、、、？


健一という恋人がいながら、
昨夜は、
イケメンくんと関係を持っていたのは
明らかだった。
でもそれは、
綾子が、告げ口しなかったおかげで、
バラされずに済んでいたのだ。
それが、、、


「おい、ケン、
何か誤解が、、、」
「ヒロは、黙ってろよ、
オレはカオルに聞いてんだ」


健一が鬼のような
形相になって
カオルを睨んでいた。
あまりの怖さに
綾子も固まってしまう。


そんな綾子に
イケメンくんが寄り添って、
肩を優しく抱きかかえてくれた。
健一が激怒して空気が
凍りついた雰囲気の中で、
その暖かさに
救われるような思いだった。


「さっきは、
ありがとうね、、、
ボクたちさ、
お邪魔虫みたいだから、、、
ちょっと離れたところに
行こうか」


そういうと
後ずさるようにして
綾子を一緒に
健一たちから見えないところに
連れ出してくれた。


ただ、
健一がカオルを叱責する声だけは
聞こえてくる。


「先週だよ、
舞台観に行った帰り、
お前、ヒロと朝まで
一緒だったんだろ。
バレてないとでも思ったか？」