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真紅の花嫁
第8章 紫苑の教師
続いて〈調教レポート#03〉。
男性器を象った淫具が女の下半身へと向かう途中で、一度は画面を消したが、今度は最後まで鑑賞した。
「亮くんのおち××んのほうがいい」
と連呼する綾音を、バイブで責め抜き、二度も三度も絶頂に導く様は、壮絶の一語だった。
連続のアクメに、女はまともな言葉も言えなくなり、ついには椅子に拘束された裸身をピクピクと痙攣させるだけとなった。
〈調教レポート#04〉の撮影はこの部屋ではなかった。
綾音がいたのは、クリーム色の化粧ボードに囲まれた狭い空間だった。
トイレの個室ブースらしい。後ろに陶器のタンクが見えた。
ビデオカメラではなく、スマホで撮った映像に戻っていた。
少し斜めになった画面。
どうやら、ブース内のベビーシートに置かれているようだった。
綾音は便器に座って、しばらくの間、もじもじしていたが、やがてスカートをまくり、ショーツを膝まで降ろした。
小用を足すのかと思ったら、そうではなかった。
若いインターンが始めた行為に、真波は唖然とした。
片手で服の上から胸を揉み、もう片方の手を股の間に移動させたのだ。
スカートの陰に隠れて見えないが、あきらかに恥部をまさぐっていた。
綾音はスマホの方を見て、消え入りそうな声を出した。