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真紅の花嫁
第9章 蘇芳の埋火
若いインストラクターがブラウスのボタンを外しはじめた。
フリルの七分袖が上がって、男の手をとめようとする。
けれど、亮のひとにらみで、抵抗がやんだ。
あっという間にブラウスは左右にはだけ、淡いピンクの花柄ブラジャーが出現した。
「わぉっ」
三輪は眼を丸くする。
両手をバージスラインに添え、軽く持ち上げた。
可愛いデザインのブラカップが寄って、白い乳丘に深い谷間が生じた。
「好きなだけヤッていいっていうから、どんなブスかと思ったら、とんでもない上玉じゃん。
顔も身体も、最高だよ。
おれ、最高にラッキーだよ」
手指をむにむにと動かして、よだれを垂らさんばかり。
どうやら綾音の素性については知らないみたいだ。
それを知ったらどうなるか、想像するのもおぞましかった。
ブラをくしゃくしゃにしながら、女の表情をのぞき込んで、
「なんか、すごく嫌がってるみだいだけど、いいのか?」
「嫌がるフリしてるだけですよ。
こいつ、こういうプレイが大好きなんで。
ブラ、脱がしちゃってください」
「そ、そうか」
ブラカップの上端に指をかけ、ぐいっと引き下ろした。