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第9章 蘇芳の埋火

「むぅ。そろそろヤバい」

三輪は女の髪に手をやって、口淫をやめさせた。



「それより、綾音ちゃんのオ×××が見たいな」

あからさまな単語に、のぞいている真波の頬が熱を持つ。


「綾音。三輪さんが御所望だ。
　　お前のいやらしいワレメ、見せてやれ」

「…………」

涙目で亮を見た。


無理やり裸にされるのも嫌だろうが、自ら秘処をさらすのは、それに勝る屈辱と羞恥を伴うはずだ。

それなのに、女子大生は腰を屈めて、ピンクベージュのミニスカートを降ろしてゆく。

ブラと同じデザインの小さなショーツを脱ぐのは、さすがにためらっていたが、やがてそれも細い足首を抜けていった。

一糸まとわぬ姿でソファに戻り、両脚を座面に上げた。

だが、そこまでだった。



ソファの上で手足を縮めて丸くなる。
それ以上、動こうとしなかった。