この作品は18歳未満閲覧禁止です
- 小
- 中
- 大
- テキストサイズ
真紅の花嫁
第9章 蘇芳の埋火
「ああ、亮くん……
ど、どうしよう……
わたし、わたし……ひぅうううっ」
「綾音、気持ちいいんだろ?」
亮は女子大生の頬を撫で、間近に顔をのぞき込む。
涙と汗にぐちゃぐちゃになった美貌が、こくこくと上下に動いた。
「亮くん、いいの?
ね、ねえ、わたし、気持ちよくなってもいいの?」
「もちろんさ。綾音が淫らによがるほど、ほら、ぼくもこんなになっちゃった」
三輪の慰みものになっている恋人の手をとると、自分の股間に導いた。
綾音は美貌を歪めながら、もっこりしたズボンの前を愛おしそうに何度もこする。
「ほんとに?
ほんとに亮くん、昂奮する?」
うわごとのように言いながら、少年の勃起をこする。
愛する男の前で別の男と交わるという、言語に絶した状況。
その救いがそこにあるかのようだった。
「お前ら、なにかってに盛り上がってんだよ。
このヘンタイどもが。
くわあ、だめだ。
俺も、もうイキそうだ……むおおおおっ」
異常なシチュエーションに三輪も昂奮したのか、感極まった叫びを上げた。