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真紅の花嫁
第14章 茜色の空


夢を見ていた。夕焼けの夢だ。


夢の中の真波は中学生で、クラス委員だった。

誰もいない美術室で、壁に掛かった風景画を眺めている。
日本の風景なのか、外国の風景なのか、わからない。
いつごろの絵で、誰の作品なのかも不明だ。

でも見ていると心が安らんだ。


たしか、何かやらなくてはならないことがあった。
大事なことのはずだ。

それをほったらかして、真波は絵を眺めていた。


過去の記憶なのか、夢の中だけの出来事なのか、はっきりしなかった。
しかし中学時代、クラス委員だったのは事実である。



本当は本を読んだり勉強したりする時間が欲しかった。
それなのに、なぜか毎回選ばれる。

選ばれるといい加減に出来ない性格な上、周りが適当にやっているのが許せなくて、いつも嫌われ役だった。



それでもなんとかやれてしまうので、不満を覚えつつも務めていたが、さすがに中学最後の文化祭はきつかった。




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