この作品は18歳未満閲覧禁止です
- 小
- 中
- 大
- テキストサイズ
真紅の花嫁
第3章 琥珀の夜
「むぅ……ま、なみ……くうっ」
「んん、んっ……く、ふぅ……」
息苦しくなって、キスを解いた。
陽介の唇は、休むことなく、真波の頤《おとがい》や首筋を這いはじめる。
「ひぅ……はぁんっ」
びくん、と身体が震え、恥ずかしい鼻声が洩れてしまった。
真波の過敏な反応に、陽介はすぐ、ついばむような軽いキスへと変えた。
その間も、乳房への愛撫は続く。
弾力を楽しむように、手のひらを大きく開いて揉みしだき、優しく揺らして、豊満な半球の形状を変化させる。
けれど、肝心の先端の尖りには、なかなか触れてくれない。
「ああ、すごくきれいな肌だ」
仰け反らせた喉元からデコルテにかけて、キスの雨を降らせながら、唇は徐々に徐々に、胸の丘陵へと降りてくる。
期待に心臓が高鳴った。
乳房の根元をぎゅっと握られ、絞りだされた果実の先端を、陽介の舌が襲った。
「ひぅ……あ、ああん……」
舌先で転がされと呼吸が乱れ、どうしようもなく四肢がくねった。
暖かな感触と共に、蕩けそうな愉悦が全身に広がっていく。