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真紅の花嫁
第3章 琥珀の夜
潤んだ瞳で男を見上げた。
額に光る汗がまぶしい。
ゆさゆさと揺れる真波の豊乳も、汗で絖っていた。
「う、うう、真波さん……好き、好きだ
……くううっ」
「わたしも……はぁあああんっ」
捏ねるように蜜壺を撹拌された。
気持ちよくて、
愛しくて、
はしたなく尻がくねってしまう。
腰と腰がぶつかり、いやらしい蜜音がホテルの部屋に響きわたる。
(陽介さんも感じてっ
……わたしの身体で、気持ちよくなって!)
思いをこめて抱きしめた。
舌を絡め、唾液を呑みかわす。
媚肉をグイグイえぐってくる漲りが、たのもしかった。
愉悦の波が押し寄せ、官能の悦びが女体のすみずみにまで充ちる。
肉ひだをこすられるたびに、至福の瞬間へと、一歩一歩、近づいていく。
それが恐くなって、夢中で男の頭を抱きしめた。
指先に痛みが走った。