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真紅の花嫁
第6章 蜜色の警告
指先はバージスラインをなぞり、丸く円を描きながら、敏感な頂きへ、じわりじわりと近づいてきた。
真波は左右に首を振って、いやいやをする。
まるで小さな女の子みたいな仕草で、みじめすぎた。
どうしてされるがままになっているのか、自分でも理解できなかった。
(あ、あ、 ……いや)
乳肌の色がベージュに変わる部分。
そこに触れそうになる、その直前
――少年の指はさっと離れた。
思わず、肩から力が抜ける。
それまで、息を殺して身構えていたことに気づいた。
ほっとすると当時に、心の一部に生じる、やるせなさ。
熱いため息が漏れた。
次の瞬間、下半身が甘く痺れた。
「やぁああっ!」
亮の手が両脚のはざまに潜り込んでいた。
下着の上から、女の縦筋をなぞられたのだ。
イヤとかヤメテとか、言う暇もなかった。