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真紅の花嫁
第7章 肌色の動画
今度は、いきなり素っ裸の女体が映った。
ある程度の覚悟はしていたが、それでも心臓がドクンと跳ねた。
女は後ろ手で椅子に拘束されていた。
胸の上とウェストのあたりを、背もたれごと赤い荷造りテープでぐるぐる巻き。膝で折り曲げられた両脚も、左右の肘掛けにしっかりと固定されている。
すらりとした脚は無残に広げられて、女の中心が丸見えだった。
アイマスクで顔の半分を隠されていても、髪型、鼻や口のかたちで、綾音に間違いなかった。
(DV!?)
咄嗟にそう思った。
けれど、すぐに綾音が嫌がっているのではないことがわかる。
カメラの横から撮影者の手が伸びて、女の胸や内腿に触るたび、女は口端を笑みのかたちに引き攣らせて、何度もうれしそうな嬌声を上げた。
「目隠しして縛られると、身体じゅうが敏感になるでしょ?」
やはり亮の声だった。
画面には映らないが、撮影者も亮に決まっている。
「うん……す、すごく、感じちゃう
……あ、ぁんっ……ひぅんっ」
やわやわと胸のふくらみを揉まれ、淡いさくら色の乳首をつままれると、椅子の上で、瑞々しい裸身がくねくねと揺れた。