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団地妻、桃香の青春とは……
第4章 蒼汰くん

友美は遊びのつもりでヤッているのかもしれないが、身体は本気になって感じている。

その姿態に嫉妬を感じる。
自分の青春を奪われそうで、桃香は激しい嫉妬を感じる。

「ああーん、イクーーー」
「うう、と、友美――、ぐぐ」

蒼汰は友美の唇を奪っている。
唇を奪って腰を動かし、友美とのセックスに夢中になっている。
友美の性感帯が、蒼汰のエキスを吸い上げている。

私の性感帯を、なんとかしなければ、蒼汰の気持ちが友美の性感帯に奪われそうだ。

「あああん、そ、蒼汰――ん」
「き、気持ちいいーー、ああ、もうダメ、出ちゃう、友美――」


ほら、今、目の前で、蒼汰の精液が、全身を震わせて友美の子宮に吸い込まれていく。
指をくわえて眺めていいのか。
いいわけがない。それは青春を捨てるということだから。
桃香の嫉妬が燃え上がる。


コンドームのセールスマンが団地へ訪問販売に現れたのは、まさにそんな時だったのだ。

セールスマンの男性が、たった2種類のコンドームをつけただけで、友美と桃香はたちまち悶絶させられてしまった。今までに経験したことのない、圧倒的な快感だった。

そのセールスマンから、秘密のマッサージ店の情報を得た。厳しい試練に耐えることが出来れば、男を悶絶させる秘技を修得できるし、不感症だって完治できると断言してくれた。
だから桃香は、ワラをもつかむ思いでセールスマンの話に飛びついたのだ。

夫を喜ばせるためだと自分に言い聞かせた。それは断じて嘘じゃない。
だけど本音は、もっと切実な理由は……、過ぎ去った青春を取り戻すため。

今の時間を大切にするために……、蒼汰のために……、自分が女であるために……、辛い試練でも頑張ってみようと決意したのだ。

若い友美にとっては、そんな秘技などに興味は無さそうだったけど、なんとか口説いて、紹介されたマッサージ店に一緒に行くことにしたのだ。


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