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ここは何処?オレは俺
第3章 気合入れるか?
「実はその事だけど…」
俺はここ一年位の記憶がない事を告げ、医者を紹介して欲しいと頼んでみた。純子は少し心配そうな表情で話しを聞いていた。オレのは違う記憶があることは、流石に黙っていた。直ぐに入院させられそうだったから…
「ちょっと待ってて…」
純子はそう言って、手帳を見ながら、目の前の電話に手を伸ばした。2〜3分親し気に話しをして電話を切った。
「私の学生時代の友人が、東京で精神科医をしてて、相談に乗ってくれるから行ってらっしゃい」
そう言って住所と電話番号の書いたメモをもらった。俺は純子にお礼を言って、保健室を後にした。
そこは品川駅から程近い企業ビルの7階にあった。入口ドアを開けると受け付けに女性が座っていた。ショートの黒髪に銀縁の小さめのメガネが似合う美人が座っていた。
「初めてですか?」
「そうです。川村先生の紹介で…」
「あゝ、純子の学校の生徒さんね。どうぞ入って」
そこは診察室といっても普通の病院と違って少し大きめの椅子が置いてあるだけの部屋だった。少し待つと、そこにさっき受付にいた、白衣の女性が入ってきた。
「大原菜子です。今の気分はどんな感じ?」
菜子は白衣の前がはだけ、膨よかな胸が薄いピンク色のブラウスを膨らませていた。黒のタイトスカートから、白い素足が覗いている。正に美人女医といった感じだ。こんな魅力的な女性を前にして中学生としてはともかく、俺は心臓の鼓動が聞こえる様だった。
「ちょっとドキドキしてます…」
俺は思わず本音を漏らした。
「それが普通よね。早速だけど、どんな状況か話してくれる…」
俺は病院で目覚めた時からのことを話した。もちろん未来?については話すのを控えた。菜子は軽く頷きながら黙ってメモを取っていたが、ある程度状況説明が終えた時、菜子から鋭い質問が飛んだ。
「竜士くん、頭に残っている記憶ってどこまでなのかな?…」
おっと…俺はどう答えるか考えていた。
「竜士くんの説明は上手すぎて、とても中学生とは思えないのよ…もしかして、中学生じゃ
ない記憶があるんじゃない?」
やばい、先生鋭いな…
「はい…有りますけど…」
俺は少し黙っていたが諦めた様に答えた。
「あなたの記憶にある年齢は何歳ですか?」
「39才です」
To be continued
俺はここ一年位の記憶がない事を告げ、医者を紹介して欲しいと頼んでみた。純子は少し心配そうな表情で話しを聞いていた。オレのは違う記憶があることは、流石に黙っていた。直ぐに入院させられそうだったから…
「ちょっと待ってて…」
純子はそう言って、手帳を見ながら、目の前の電話に手を伸ばした。2〜3分親し気に話しをして電話を切った。
「私の学生時代の友人が、東京で精神科医をしてて、相談に乗ってくれるから行ってらっしゃい」
そう言って住所と電話番号の書いたメモをもらった。俺は純子にお礼を言って、保健室を後にした。
そこは品川駅から程近い企業ビルの7階にあった。入口ドアを開けると受け付けに女性が座っていた。ショートの黒髪に銀縁の小さめのメガネが似合う美人が座っていた。
「初めてですか?」
「そうです。川村先生の紹介で…」
「あゝ、純子の学校の生徒さんね。どうぞ入って」
そこは診察室といっても普通の病院と違って少し大きめの椅子が置いてあるだけの部屋だった。少し待つと、そこにさっき受付にいた、白衣の女性が入ってきた。
「大原菜子です。今の気分はどんな感じ?」
菜子は白衣の前がはだけ、膨よかな胸が薄いピンク色のブラウスを膨らませていた。黒のタイトスカートから、白い素足が覗いている。正に美人女医といった感じだ。こんな魅力的な女性を前にして中学生としてはともかく、俺は心臓の鼓動が聞こえる様だった。
「ちょっとドキドキしてます…」
俺は思わず本音を漏らした。
「それが普通よね。早速だけど、どんな状況か話してくれる…」
俺は病院で目覚めた時からのことを話した。もちろん未来?については話すのを控えた。菜子は軽く頷きながら黙ってメモを取っていたが、ある程度状況説明が終えた時、菜子から鋭い質問が飛んだ。
「竜士くん、頭に残っている記憶ってどこまでなのかな?…」
おっと…俺はどう答えるか考えていた。
「竜士くんの説明は上手すぎて、とても中学生とは思えないのよ…もしかして、中学生じゃ
ない記憶があるんじゃない?」
やばい、先生鋭いな…
「はい…有りますけど…」
俺は少し黙っていたが諦めた様に答えた。
「あなたの記憶にある年齢は何歳ですか?」
「39才です」
To be continued