この作品は18歳未満閲覧禁止です
- 小
- 中
- 大
- テキストサイズ
辻占からハジマル×××
第1章 一話 占姫と占い
「それで、さっきの話なんだけど…実はね」
楓は私が彼方お兄ちゃんの事を好きなのも知っている。
全て知っているからこそ、彼女には隠さず全て話した。
「なるほどお〜、確かになんか不思議な感じね。私もまあ、あんた程じゃ無いにしても占いとか好きだし、そういう不思議話は信じるけどさあ」
「あの惹かれる感じ、それに気付けば時間が経つにつれてどんどん彼の事気になってる気がするの。朝起きて、今こうして楓に話してる、すごくあの子の顔が鮮明に頭に浮かんでくるの」
「占姫……それって、一目惚れって事なのかもしれないよ?」
「ひっ、一目惚れ!!?だっ、だって、私は彼方お兄ちゃんがっ!!」
「はぁ、一目惚れ決定なんじゃん?そんなに取り乱して顔赤いし。まあ良いんじゃない?友達だから言わなかったけどさ、前からの話聞いてると彼方さん、なんかどんどん冷たくなってる気がするしさ。見込み的な事考えたら正直心配だったんだよね…」
「でっ!でも!!」
友達からのまさかの本音が飛び出して来て正直辛い。
ずっと大好きだった人を諦めろなんて。確かに自分でも分かっていた事ではある。昔に比べると彼方お兄ちゃんは冷たさが増した気がする。
何でかは分からないけど、何かした記憶も無いから原因が分からない。
色々考えて、一時期は実は彼女が居るのだけど、私には隠していて冷たくしていればいつか離れていくとか、そういう系なのかもしれないと疑った時期もあった。
「でも、本当不思議なんだけど何でかやっぱりあの人の事が凄く気になるの!あの人の事考えると胸が熱くなって、凄くドキドキする…。」
「私は、どっちに転んでも応援するよ!」
「ありがと、楓。楓が友達で本当良かった!」
そう、この時の私はまだ知らない…知るよしも無かった。
応援するといった楓の笑み、薄く開く口元の本当の意味を。
楓は私が彼方お兄ちゃんの事を好きなのも知っている。
全て知っているからこそ、彼女には隠さず全て話した。
「なるほどお〜、確かになんか不思議な感じね。私もまあ、あんた程じゃ無いにしても占いとか好きだし、そういう不思議話は信じるけどさあ」
「あの惹かれる感じ、それに気付けば時間が経つにつれてどんどん彼の事気になってる気がするの。朝起きて、今こうして楓に話してる、すごくあの子の顔が鮮明に頭に浮かんでくるの」
「占姫……それって、一目惚れって事なのかもしれないよ?」
「ひっ、一目惚れ!!?だっ、だって、私は彼方お兄ちゃんがっ!!」
「はぁ、一目惚れ決定なんじゃん?そんなに取り乱して顔赤いし。まあ良いんじゃない?友達だから言わなかったけどさ、前からの話聞いてると彼方さん、なんかどんどん冷たくなってる気がするしさ。見込み的な事考えたら正直心配だったんだよね…」
「でっ!でも!!」
友達からのまさかの本音が飛び出して来て正直辛い。
ずっと大好きだった人を諦めろなんて。確かに自分でも分かっていた事ではある。昔に比べると彼方お兄ちゃんは冷たさが増した気がする。
何でかは分からないけど、何かした記憶も無いから原因が分からない。
色々考えて、一時期は実は彼女が居るのだけど、私には隠していて冷たくしていればいつか離れていくとか、そういう系なのかもしれないと疑った時期もあった。
「でも、本当不思議なんだけど何でかやっぱりあの人の事が凄く気になるの!あの人の事考えると胸が熱くなって、凄くドキドキする…。」
「私は、どっちに転んでも応援するよ!」
「ありがと、楓。楓が友達で本当良かった!」
そう、この時の私はまだ知らない…知るよしも無かった。
応援するといった楓の笑み、薄く開く口元の本当の意味を。