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RINZIN ー隣人ー
第8章 第七話
こうして他愛もない会話をしていると、お互いのことをまだほとんど知らないのだということに涼太はあたらめて気づく。
いや、知らないことは然して問題ではないのだ。これまでも会ったその日に身体を重ねた出会いなどいくらでもある。面倒を嫌う涼太にとって、むしろそれは好都合であったといえる。
しかし今回はちがっていた。
問題なのは、「知りたい」と思っていること。
涼太は今、芽生のことが知りたい──そう思っていた。
芽生の見た目はかわいい。
おそらく涼太が今まで出会ってきたなかで一番タイプであることにはまちがいない。
もちろんおっぱいも好みだ。優勝である。涼太が思い描く理想を体現したような、非の打ち所のまったくないHカップの巨乳。これに関しては最高過ぎてもはやなにも言うことがない。
(でも……)
はたしてそれだけなのだろうか、と、涼太は思う。
いくらでもおっぱいを揉ませてくれて、好きなだけ膣内射精《なかだし》をさせてくれるその隣人は、これまでの女とちがい結婚を前提にされる煩わしさもなければ、風俗のように金がかかるわけでもない。涼太が望んでいた性処理の要員としてはうってつけの存在。むしろそれ以上パーソナルなことを知る必要がないからこそ都合がいいはずである。
しかし涼太は今、知りたいのだ。
なにも知らないこの隣人のことをもっと知りたくなってしまった。
「──芽生、」
「ん? どしたの涼くん」
「俺と……付きあってほしい」
いや、知らないことは然して問題ではないのだ。これまでも会ったその日に身体を重ねた出会いなどいくらでもある。面倒を嫌う涼太にとって、むしろそれは好都合であったといえる。
しかし今回はちがっていた。
問題なのは、「知りたい」と思っていること。
涼太は今、芽生のことが知りたい──そう思っていた。
芽生の見た目はかわいい。
おそらく涼太が今まで出会ってきたなかで一番タイプであることにはまちがいない。
もちろんおっぱいも好みだ。優勝である。涼太が思い描く理想を体現したような、非の打ち所のまったくないHカップの巨乳。これに関しては最高過ぎてもはやなにも言うことがない。
(でも……)
はたしてそれだけなのだろうか、と、涼太は思う。
いくらでもおっぱいを揉ませてくれて、好きなだけ膣内射精《なかだし》をさせてくれるその隣人は、これまでの女とちがい結婚を前提にされる煩わしさもなければ、風俗のように金がかかるわけでもない。涼太が望んでいた性処理の要員としてはうってつけの存在。むしろそれ以上パーソナルなことを知る必要がないからこそ都合がいいはずである。
しかし涼太は今、知りたいのだ。
なにも知らないこの隣人のことをもっと知りたくなってしまった。
「──芽生、」
「ん? どしたの涼くん」
「俺と……付きあってほしい」