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第2章 ３

２時間程でカラオケは終わり、すっかり出来上がった友人と普通の女は、まだこれから、もう一軒飲みに行くと言う。
取り残された私と文子は帰宅の為、駅へ向かうしかなかった。
道すがら２人で歩くのだが、妙に文子の位置が私に近いのに気がついた。
ほとんど肩が触れ合うばかりの近さなのだ。私が独身で年がもう少し若ければ間違いなく文子の手を握り締めただろう。