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第67章 3日目・午前３　受け止められない歪んだ愛

好きでなくても、
佳奈子さんが
生きていくために、
そうするしかなかったのよね、、、


綾子の中でも
佳奈子のいろいろな行動や
思いが、スーッと納得できた。
タケトくんを愛する佳奈子さんの
二人だけの大切な思い出づくりだったのね。


それにしても「あいつ」
ひどいやつよ。
アタシでも、大っ嫌い。



「そんなに驚くことじゃないだろ。
タケトだって、佳奈子と仲がいいんだし、
これからのことを考えたら、
それが一番いいだろ。


ママがいなくて、
タケトには寂しい思いさせてきたんだから。
昨日だって、入学式に出てもらって
嬉しかっただろ。
でもこれで一区切りだな。
佳奈子も今日から、新しい人生だ。


このワンピースだって
今日のために、
オーダーメイドで作ったんだぞ。
一緒に選びに行ってな。
ウエディングドレスみたいって
佳奈子も喜んでたよ。


真っ白で似合ってるだろ。
俺が好きなショートヘアにも
してくれてきたんだよな」
「、、、はい、、、」


カコちゃんが、喜んでなんて、、、
髪型だってずっと気に入ってたのに、、、
ずっとずっと嫌いだった、あいつのために
バッサリ切ったの？