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第69章 ３日目・昼２　凌蹂の運転席

無言のまま、聞いているタケトが
何を考えているのか
わからなかったが
動じている様子はなかった。


、、、アタシ、、、中学生相手に
こんな言い方しちゃうなんて、、、
普通にオトコを感じ始めてるのかも、、、
、、、だめよ、、、綾ちゃん、、、


愛なんて言葉が生まれていいはずがない、、、
自分を嫌いになってもらうしか、
もう術はないんだから、、、
そう思いながら、
タケトが知りたくもないことを
話し続けた。


「ねえ、、、
アタシは、、、そんな
淫らで、ふしだらで、
いけないオンナなのよ、、、
好きになんて、、、ならないで、、、」


綾子自身、自分の本心が
どこにあるのか、
もうわからなくなってきた。


バイト店員には
この綾子の姿がどう見えていたのだろうか。
カラダを悦ばせながらも
狂おしく煩悶するその表情。


運転席で、スマホで誰かと話しながら
顔を紅潮させ、
カラダが小刻みに揺れているのは
見えているはずだ。


その目が見開かれているのが
綾子にもわかった。
ただならぬ様子は
伝わってしまっているのかもしれない。


でも、綾子は、
動きを止めることができない。
タケトくん、、、アタシもう
おかしくなっちゃったの、、、


綾子のカラダは、
絶頂に向けて明らかに
高まっていった。