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第69章 ３日目・昼２　凌蹂の運転席

「ボクに、
嫌いになって欲しいんだぁ」


しばらく黙って綾子の言葉を
聞いていた、タケトが
ようやく口を開いた。


股間を開かせるように
内腿を強い力で掴んでいた手が
今は優しくさするようにしている。


さっきまでの嫉妬の
炎を燃やしていたタケトとは
雰囲気が変わっていた。


そして、、、


「嘘つき、、、」


綾子に囁きかけた。


「嫌いになって欲しいなんて、、、
嘘でしょ、、、」
「嘘なんかじゃ、、、
ないから、、、」


「そぉかな、、、」
そう言いながら、
内腿をさするタケトの手が、
さらに奥へと伸ばされていく。


綾子は、ビンの動かす手をやめ、
その動きの行く先を
息を飲んで
想像してしまっていた。


「綾子先生、、、
そんなこと言っても、、、
ボクの好きな気持ちは
変わらないから」


綾子のオンナとしての煩悶に
気づいているのか、いないのか、
タケトは、素直な言葉を口にした。


なんなのよ、、、この子、、、
あなたのその明るさが、
アタシを苦しめるのよ、、、


さっさと
アタシを蔑んで、
嫌いになって、、、


「、、、お願い、、、だから」
「何を、お願いしたの？
もっと、触って欲しいってこと？」