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人妻教師の危険な情事 〜隣人青年に堕とされる夏〜
第5章 前夜3 追及
ヒロシは、たまたまカフェで見かけて
写真を撮っただけなのだろう。
あまりごまかしすぎても
後からバレてしまう気がする。

でも、あれがあたしだと認めたとして、
ヒロシはそれで満足するのだろうか。
いったい何のために、
ここでそれをあたしに見せたのだろうか。

綾子の頭の中で想像が駆け巡っている。
今のままだと、夏音に本当に写真を送りかねない。
送られたって構わない、
それくらいのつもりで堂々としていればいいのだ。

「あ、その日、
東京に行ってたかも。
そうそう、あの日ね。
あまり交流はなかったけど、親戚が亡くなって、
お母さんと告別式に行ったのよ。

とても慌しかったから、記憶もごちゃごちゃに
なっちゃった。
サッカーって言われて、思い出した。

そういえば青いユニホームの人たち、
いっぱい歩いてた。
国立競技場で試合があったのね」

「じゃあ、この写真も
やっぱり綾子さん?
一緒に写ってるの、お母さんじゃないよね」
「なんか、知り合いにあったような、、、
ごめん、ヒロシくん、
酔っ払っちゃって
ちょっと思い出せないかも。
でもきっと、あたしよ。
恥ずかしいけど、コレクションに加えといて」

「なんだあ、やっぱり綾子さんだったんだ。
東京に来るなら、教えてくれれば案内したのに」
「そんなにもう慣れたの?」
「嘘つきました。オレの方が綾子さんに
案内してもらいたいくらいです」
「じゃあ、今度行くときには
連絡するわね。ずいぶん変わったと思うけど」

これで、大丈夫、、、かしら、、、
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