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第84章 ３日目・午後６　教え子の操り肉人形（ドール）

綾子が堪えきれずに
発してしまった淫語の残響が、
一瞬の静寂が訪れた
保健室に妖しく揺蕩っている。


「ショウタくんの、、、
おちんぽが、、、ほしいの、、、」


その声は、ショウタにだけではなく
もちろん梨花にも
届いているはずだ。


ゴクリ、生唾を飲み込んだのは、
ショウタだろうか
梨花だろうか。
ショウタは、綾子を見つめたまま、
梨花は、俯いたままだった。


雨になるのも近いのだろうか。
雷が一瞬、収まったかのようにも
思える静けさだ。


「ちんぽ、、、
ほしいんだ、、、」


その中で声を発したのは
ショウタだった。


肉欲に満ちた二人の
視線が絡まり合う。
教師と教え子の関係を超えた
オトコとオンナ、、、


自分の口から出た淫語に綾子自身、
昂奮したのだろうか、
それとも羞かしさが襲ってきてるのだろうか。
顔を紅潮させてゆっくりと頷いた。
もはや、教師の威厳は
そこにはなかった。


二人の想いがようやく、
一致した、、、はず、、、
、、、綾子は、、、
そう願っていた。


けれど、
ショウタの取った行動は
思いもかけないものだった。


「梨花がさ、可愛くってさ、
エッチな声出すから、
こんなになっちゃったよ」