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第84章 ３日目・午後６　教え子の操り肉人形（ドール）

今、目の前の保健室のベッドの上で、
綾子と抱き合っている梨花も
あの時はまだ小学生５年生くらいだったのだ。
ショウタ自身も６年生くらいだったけれど、
梨花の方がよっぽど幼く見えた。


ママの美佳とずっとふたり暮らしだった梨花だ。
エッチなことなんてまだ何も知らず、
オナニーの知識もないだろう。
だから、ショウタの股間が硬いのが
勃起のせいだなんて知っているわけもない。


一学年上の幼馴染みの「ショウくん」が
よく家に遊びに来て、
ママとのいけない関係に陥っているなんて、
気づくわけもない。


中学生になっても続いたその関係は、
梨花に気付かれることも一度もなく、
美佳が人妻となった今も
密やかに続いているとは
思いもよらないだろう。


「ショウくん」から「ショウタ先輩」になって
みんなが羨む女子高生の彼女もいる。
頻繁にではないけれど、
夏休みに入る前から、
セックスもするようになった彼女だ。


一方の梨花のママ・美佳にしたって、
一年少し前に再婚して、
また人妻になっている。


相性のいい再婚相手とラブラブな日々を
過ごしているはず、
それは家族も周りもみんなそう思っている。