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第91章 3日目・午後13　女神の子守唄

それはまるで
子守唄をささやくように歌う、
ショウタを起こさないような
やさしい愛の言葉だった。


綾子は保健室のベッドの上で、
眠ってしまっている
ショウタと二人きりで、
激しいセックスの余韻に浸っていた。


誰にも邪魔されない
二人きりの時間、
綾子には久しく訪れたことがない、
恋人同士を思わせる幸せな
空気に綾子は包まれていた。


このまま、ずっと、、、
永遠に続く瞬間を、
ショウタの寝息とともに、
重ねていた。


雨音だけが激しく
窓を打ち付ける。



でも、実際は、二人きりではなかった。
静かに愛の言葉をショウタに囁きかける
そんな綾子の姿を
物陰から梨花は覗いていた。


さっきは、
ショウタと綾子の
愛を育む姿に耐えられなくて
「校舎をぶらついてくる〜」
そう言って保健室から
立ち去った梨花も、
結局は戻ってきてしまっていた。


二人っきりになって
何をしてるのか、
気になって仕方がなかった。



こっそりと保健室のドアを開け、
ベッドを囲むカーテンの
隙間から覗くと、
綾子の股を大きく開いたショウタが
腰振りながら、
セックスを続けているのが見えた。


綾子がショウタに
下からしがみつき、
喘ぎ声をあげていた。