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第95章 3日目・おやつ１　女同士の書店デート

激しい嵐もおさまり、
雲の切れ間から
日も差し始めている道を
綾子は自分のクルマを運転していた。


朝は、中学生のタケトを乗せてきたけれど
今は違う。
教え子の梨花が助手席に
座っていた。


「大丈夫？
綾ちゃん、疲れてない？」
「う、うん、、、
平気だから、、、」


本当はぐったり疲れていて、
あのまま、保健室のベッドで
寝てしまいたかった。
でもさすがに
そうはいかなかった。


天気も回復してきて、
同僚教師の誰かが
学校に来てしまうかもしれない。


校内で教え子に抱かれてしまったという
後ろめたさから、
誰とも顔を合わせたくなかった。


綾子を抱いた張本人、
ショウタは、
綾子を激烈なアクメで
逝かせてしまった後、
そそくさと身支度をして
彼女を駅まで迎えに行ってしまった。


「ねえ、綾子先生、
次は、いつ会う？」


そうショウタに言われたけれど、
何かを返事する気力は
残っていなかった。


こんなにも激しいセックスを
してしまった相手と、
これからどんな関係になってしまうのだろう。
全く想像がつかなかった。


彼女の元へと
去ってくれたのは、
綾子にとっては救いだったかもしれない。