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第106章 深夜２　姦禁夜・奪われた寝室

ドスの効いた声で凄まれた。
管理人の過去も今も知らないけれど、
こうやってオンナを恫喝しながら、
関係を持ってきたのかもしれない。


本当に首を
絞められそうで怖いくらいの
迫力があった。
頬も強い力で張られたし、
さっきもブラウスを
引きちぎってくるくらいだから、
このままずっと一緒にいることは、
身の危険をさらし続けるということだろう。


ただ、夫になんて救いは求めたくないし、
救ってくれる術もないだろう。
でも、他の誰かだったら、
助けを求めることは
できるかもしれない。
そんな淡い希望が
頭に浮かんでいた。


「お願い、、、」
「わかったよ、
電話、出てもいいけど、
この部屋に持ってきてっからにしろ。
オレの横で出るんだ。
いいな」


、、、あ、、、
そうか、、、
スマホを取りに行くふりをして、、、
そのまま、、、


管理人もまさか
こんな格好の綾子が
逃げ出すとは思っていないに違いない。
油断しているように思えた。


、、、そうよ、、、
そうすれば、、、


綾子は自分の考えに、
希望を持って、
立ち上がろうとした。


、、、え、、、
あれ、、、、
動けない、、、、


「どうしたんだよ奥さん、
もしかして、腰抜けちゃった？」