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人妻教師の危険な情事 〜隣人青年に堕とされる夏〜
第10章 1日目・昼3 気まずいランチ
お昼になった。
約束通り、ヒロシは綾子の分も作ってあげていた。
12時になっても来る気配はなかった。
部屋の秘密を知り、きっと立ち直れないのだろう。

ヒロシが、部屋の秘密を教えられ、
その場にへたり込んでしまった綾子は、
朦朧としたような状態で
ベランダから戻ってしまっていた。

別に盗聴されていたわけではないし、
そもそもそういう作りだったのだから、
ヒロシを責めるわけにもいかないだろう。
でも、その秘密の衝撃に立ち直れないでいた。

コンコン、
ベランダの窓をヒロシが叩いた。
綾子はテーブルに突っ伏したまま、
どう反応していいのかわからないでいる。

「せっかく作ったんだから、食べましょうよ。
綾子さん」
おそらくにっこりとしているだろうヒロシの
シルエットが窓越しに見える。
何もかも聞かれていたかと思うと
気恥ずかしすぎて、顔も合わせられなかった。
でも、ヒロシの家に行かないわけにはいかなかった。

「オレもようやく言えました。
ずっとどうしようか迷っていたんです」
ヒロシが用意した料理を前に、
向かい合った。
「暑いから、白ワインがいいかと思って、
冷たいパスタと、あとはあったかいトマト煮込みを
作りましたよ。
さ、食べてください」

「あ、シャツ、着替えたんですね」
やはり、ノーブラはまずいと思った。
透けなくても、おっぱいの丸みや
乳首のトンガリなどやっぱり見えてしまう。

学校でもよく来ている
紺のシャツにジーンズに着替えていた。
でもさすがにブラは暑すぎに思えて
キャミソールを付けていた。

「さすがにあのまんまじゃまずいですよね。
でもそんな恰好もするんですね〜。
隣のお姉さんて感じで、
ドキッとしちゃいます」

ヒロシが話す言葉にも
綾子は上の空だ。
何も手につかないままでいた。
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