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第112章 深夜8　天使と悪魔の境界線

「とにかくさ、
タケトに家の中には入ってもらって、
玄関のカギ、
掛けて貰えばいいんじゃないかな？
少なくとも警官は入って来れないよ」
「家の中に？」
「家の中っていっても、玄関にいてもらえば
いいんだよ」


それは、そうかもしれないけれど、
いま、ヒロシくんと
立ちバックでセックスしたままの
家の中にタケトくんを
招きいれるのも、リスクが大きい。


「ヒロシくんは、
自分の家に戻ってくれないの？」
「それは無理だよ。
こんなに気持ちいいのやめられないよ。
綾子さんと管理人のセックス、
さんざん聞かされちゃってさ、
もうギンギンなんだから」


確かに受け入れているその勃起は
カチンコチンで、
収まる気配も
射精してしまう兆しもなかった。


ヒロシがこのまま、
去ってくれないのなら、
確かに、タケトに入ってもらうしかない。



「綾子ママ、どうしたの？
さっきから、
やっぱり誰かと話してる？」
「そんな、してないから、、、」
「あっ、警官、パトカーから降りてきた、、、
やっぱりこのマンションで何かあったのかな？」


この状況でのキーマンは、
タケトくんよね、、、
先のことは、また考えれば、いいんだから、、、


「ねえ、タケトくん、、、
お願いがあるんだけど、、、」