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第113章 深夜9　共謀は凶暴な狂棒で

「そんなぁ、、、
何言ってるのよ、
さっき、パトカーが近づいてくる
サイレンの音も聞こえたでしょ」
「サイレンって、、、、
あ、、、
もしかして、、、これ？」


タケトは、自分のスマホを
短パンのポケットから
取り出して、操作をした。
すると、、、


ピーポーピーポー


スマホからパトカーのサイレン音が
聞こえてきた。
さっきインタホン越しに
聞こえてきたものだ。


「なんなの、、、
あなたたち、、、
一緒になって
アタシを騙して、
何が面白いのよ」


綾子はここにきて、
ようやく二人がグルだった、
共謀していたことに気がついた。
ずっとおかしいと思っていたのだ。


「騙したって、
綾子ママ、
人聞きが悪いなぁ。
サイレンの音、聞かせたら
管理人だって、
逃げてってくれたんじゃん。


ボクとヒロくんに
感謝してくれたって
いいくらいだよ。


だって、
あのまんまだったら、
綾子ママ、管理人に
やられ放題だったじゃん」


「もしかして、、、
タケトくんも、、、
隣に、、、いたの、、、？
いつから？」
「いつからって、
綾子ママが、
家に帰ってきた時からだよ」


、、、ってことは、、、
全部聞かれてたんだ、、、
綾子は、衝撃的な事実に、
目の前が真っ白になって
崩れ落ちた。