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第113章 深夜9　共謀は凶暴な狂棒で

「お願い、、、
スマホを
弄らないで」


タケトには見られたくないものが
朝から増えてしまっている。
ショウタやアキラとの
とんでもないことをした
動画もまだ消せないままだ。


「もう、
大きな声、出さないから、、、
佳奈子さんにも言わないから、、、
電話もどこにもかけなくて
いいから、、、」


綾子は諦めの境地に
なっていた。
もうどうすることもできない。
あとは、警官が
来るのを待つだけだ。
そうすれば、きっと終わる。


「ねえ、お願い、、、
二人の言うこと、
なんでも聞くから、
服を着させて。
このまんまじゃ、警官きたら、
困るから。


警官、帰ったら、
あとは、もう
好きにしていいから、、、
お願い、、、」


もとより、逃げ場は
無いに等しかったけれど
これで、すっかり
陥落してしまっていた。


「警官、遅いよね、
ホントに来るのかな？
ヒロくん、ホントに
呼んだの？」
「どうだったっけなぁ」


「え？どういうこと？
だって、ヒロシくん、
呼んだって」
「ちょっと覚えてないんだよね」