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氷の戦乙女は人たらし公爵に溺愛される〜甘く淫らに溶かされて〜
第7章 7章 甘く淫らに溶かされて
 唇が離れ、銀色の糸がプツリと切れる。
(キスって、こんなに気持ちいいんだ……)
 ぼんやり考えながら、潤んだ瞳でラウルを見上げる。彼は妖艶に微笑み、触れるだけのキスをひとつ、ふたつ、首筋に落とした。その度にカミリアは吐息を零し、身体を小さく跳ねさせた。

「可愛いよ、カミリア」
 ラウルはうっとりしながら言うと、バスローブを脱いだ、目に入るのは、三日月の焼印。カミリアは焼印にちゅっと吸い付くようなキスをする。
「……っ!」
「ごめんなさい、痛かった?」
 息を呑むラウルを、心配そうに見上げる。目が合うとラウルは優しく微笑み、カミリアを抱きしめた。

「ううん、ちっとも痛くない。ただ、驚いたんだ。この焼印ごと愛してくれてるって、自惚れてもいい?」
「自惚れなんかじゃないわ。焼印があってもなくても、ラウルはラウルよ。たとえこの焼印が顔にあったとしても、私はラウルを愛してる」
「ありがとう、カミリア。愛してるよ」
 ラウルはやんわりとカミリアを押し倒すと、彼女の右鎖骨下にキスをする。

「ねぇ、ここに僕のものだって印、つけていい? 僕とおそろいの、この場所に」
「えぇ、どうぞ」
 最低限の性知識しか持っていないカミリアは、よく分からないまま頷いた。ラウルと同じ痛みを分かち合うことはできないだろうが、彼と同じ場所に特別な何かを施されることで、何か見えてくる気がした。

 ラウルは鎖骨の下に唇を寄せ、思い切り吸い上げる。吸い上げた皮膚に、歯を立てた。
「いっ……!?」
 噛まれると思っていなかったカミリアは、小さな悲鳴を上げる。
「ごめんね、痛かった? けど、綺麗についたよ」
 ラウルはうっとりしながら、ついたばかりの所有印を指先で撫でた。赤い花弁にも見えるソレは、カミリアの色白の肌によく目立つ。

「もっとつけてもいい? 今度は歯を立てたりしないから」
「えぇ……」
 カミリアが静かに頷くと、ラウルは優しい手つきでバスローブをはだけさせ、首筋や胸元にいくつもの花弁を散らしていった。
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