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氷の戦乙女は人たらし公爵に溺愛される〜甘く淫らに溶かされて〜
第2章 騎士団長命令
何も思いつかなかったこともあり、重々しいため息をついてしまう。
「大きなため息ね。どうしたの?」
「明日から鍛錬再開していいって言われてるんだけど、団長にサーベルの扱いを教えてもらうことになったの。できればひとりで練習したいし、誰かとするにしても、ハーディがよかったのに、団長とすることになってて……」
「それは御愁傷様」
ハーディは涼し気な顔をしてココアを飲んだ。カミリアは恨めしそうに彼女を見る。
「他人事だと思って……。大変なんだからね? 私が元団長だからって、あそこまでベッタリされると困るの……」
そう言ってカミリアはテーブルに突っ伏した。ハーディはそんな彼女を、複雑な目で見下ろすのだった……。
「大きなため息ね。どうしたの?」
「明日から鍛錬再開していいって言われてるんだけど、団長にサーベルの扱いを教えてもらうことになったの。できればひとりで練習したいし、誰かとするにしても、ハーディがよかったのに、団長とすることになってて……」
「それは御愁傷様」
ハーディは涼し気な顔をしてココアを飲んだ。カミリアは恨めしそうに彼女を見る。
「他人事だと思って……。大変なんだからね? 私が元団長だからって、あそこまでベッタリされると困るの……」
そう言ってカミリアはテーブルに突っ伏した。ハーディはそんな彼女を、複雑な目で見下ろすのだった……。