この作品は18歳未満閲覧禁止です

  • テキストサイズ
Tears【涙】~神様のくれた赤ん坊~
第6章 ♠RoundⅣ(踏み出した瞬間)♠
「あの制服はN中ね」
 紗英子の口からは無意識に言葉が出ていた。
「そうね」
 有喜菜が応える。
 N中は紗英子や有喜菜、直輝が通った公立中学である。
「それにしても、やんちゃな女の子ねぇ」
 紗英子は笑った。女子中学生は斜面を滑り降りると、後ろ向いてピースして手を振っている。
「もう! 糸織(しおり)ったら、危ないじゃない。肝が冷えるわ」
 河原に伸びた小道を向こうから自転車を押した少女がやってくる。セーラー服姿は同じN中の生徒だ。
「優奈(ゆうな)ったら、大袈裟なんだから」
 糸織と呼ばれた少女は笑いながら、走ってゆく。
「ちょっ。糸織、待ちなさいってば」
 自転車の少女は慌てて友達を追いかけていった。
/435ページ
無料で読める大人のケータイ官能小説とは?
無料で読める大人のケータイ官能小説は、ケータイやスマホ・パソコンから無料で気軽に読むことができるネット小説サイトです。
自分で書いた官能小説や体験談を簡単に公開、連載することができます。しおり機能やメッセージ機能など便利な機能も充実!
お気に入りの作品や作者を探して楽しんだり、自分が小説を公開してたくさんの人に読んでもらおう!

ケータイからアクセスしたい人は下のQRコードをスキャンしてね!!

スマートフォン対応!QRコード


公式Twitterあります

当サイトの公式Twitterもあります!
フォローよろしくお願いします。
>コチラから



TOPTOPへ