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Tears【涙】~神様のくれた赤ん坊~
第6章 ♠RoundⅣ(踏み出した瞬間)♠
 紗英子は真顔で首を振った。
「違うのよ、赤の他人の子を引き取るわけじゃないのよ。私たちの、直輝さんと私の血を引く、紛れもない私たちの子どもよ」
「おい、紗英子。お前、本当に何を言ってるんだ? こんなことをお前に言うのは酷だが、俺たちにはもう子どもはできるはずがないってことはお前もよく判ってるだろ」
「そんなことはよく判ってる。でもね、直輝さん、諦めるのは早いのよ。私たちにも子どもを持つチャンスはまだ残されているんだから」
 直輝は呆れたように首を振った。
「俺はどうも紗英子の言う意味がよく判らん。お前はもう子宮を取ってしまったのに、どうやって子どもを生むっていうんだ?」
「だから、私が生むわけじゃないの。私の代わりに、誰か別の女性に生んで貰うのよ」
 勢い込んで言った妻を、直輝は唖然として見つめた。
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