この作品は18歳未満閲覧禁止です

  • テキストサイズ
Tears【涙】~神様のくれた赤ん坊~
第4章 ♠RoundⅡ(哀しみという名の現実)♠
「おばちゃん、また逢ったね」
 拓也は嬉しげに顔を輝かせて紗英子を見上げている。
 可愛い子だと思った。随分と人懐っこい。
「元気にしてた?」
 紗英子もまたしゃがみ込んで拓也と同じ眼線の高さになった。
「うん」
「あ、そうだ」
 紗英子はふと思いつき、肩に提げたバッグから先刻のチョコレートを出した。右手に持った蒼い風船と一緒に拓也に渡す。
「これね、たった今、貰ったばかりなの。良かったら、どうぞ。おばちゃんからのクリスマスプレゼント」
「うわあ、ありがとう」
 拓也はくりくりとした黒い瞳をくるくると回し、嬉しげに風船とチョコレートを受け取った。
「拓也、知らない人から物を貰っちゃいけないって言ってるでしょう」
/435ページ
無料で読める大人のケータイ官能小説とは?
無料で読める大人のケータイ官能小説は、ケータイやスマホ・パソコンから無料で気軽に読むことができるネット小説サイトです。
自分で書いた官能小説や体験談を簡単に公開、連載することができます。しおり機能やメッセージ機能など便利な機能も充実!
お気に入りの作品や作者を探して楽しんだり、自分が小説を公開してたくさんの人に読んでもらおう!

ケータイからアクセスしたい人は下のQRコードをスキャンしてね!!

スマートフォン対応!QRコード


公式Twitterあります

当サイトの公式Twitterもあります!
フォローよろしくお願いします。
>コチラから



TOPTOPへ