この作品は18歳未満閲覧禁止です

  • テキストサイズ
Tears【涙】~神様のくれた赤ん坊~
第4章 ♠RoundⅡ(哀しみという名の現実)♠
 新婚時代はともかく、不妊治療を始めてからというもの、直輝からあからさまに誘ってきたことはなかった。直輝は基本的に不妊治療を嫌がっていた。医師から排卵日に合わせて指示される夫婦の営みというものを嫌っていたのだ。
―まるで義務のように思えて、重荷としか思えない。
 しょっちゅう零していた。
 しかし、辛いのは紗英子も同じだった。
―疲れたと言ってるだろうが!  幾ら医者に言われたって、こっちとら都合もあるんだぞ。とにかく今夜はその気になれない。
―そんなこと言わないで。
 紗英子は涙ながらに直輝に懇願したものだ。
―今夜に合わせて排卵がうまく起こるように注射して薬まで飲んだのよ? 今夜のチャンスを逃せば、また長い間、次の排卵日まで待たないといけないのに。
/435ページ
無料で読める大人のケータイ官能小説とは?
無料で読める大人のケータイ官能小説は、ケータイやスマホ・パソコンから無料で気軽に読むことができるネット小説サイトです。
自分で書いた官能小説や体験談を簡単に公開、連載することができます。しおり機能やメッセージ機能など便利な機能も充実!
お気に入りの作品や作者を探して楽しんだり、自分が小説を公開してたくさんの人に読んでもらおう!

ケータイからアクセスしたい人は下のQRコードをスキャンしてね!!

スマートフォン対応!QRコード


公式Twitterあります

当サイトの公式Twitterもあります!
フォローよろしくお願いします。
>コチラから



TOPTOPへ