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紅葉の山
第1章 オンナンside
男「ガハッ……!」
と、男が倒れた。
背中に刀が刺さっていた。
ギリョン「…………」
男の上に乗って、何回も刺していた。
何回も、何回も……。
オンナン「……ギリョンさん……その人、もう死んでます……」
ギリョン「…………」
グサッと……まだ刺している。
ギリョンさんの服や顔には返り血だらけ。
オンナン「ギリョンさん!」
ギリョン「うるさい」
オンナン「…………」
ギリョン「なんで、俺とヤった事ないのに……俺以外の男に声を出してるんだ。……なんで、アイツに出された物を飲むんだよ!……なんで、キスを……」
ギリョンさんの声が怒っている。
私は謝った。
オンナン「ごめんなさい……」
ギリョン「……許せない。……オンナンを襲った奴」
オンナン「……私は?」
ギリョン「オンナンも許せない」
オンナン「!!!」
やっぱり、許せないんだ……。
ギリョン「オンナンが1人で山に行くから、こうなった。……さすがにオリニは危ないけど、俺とかモリとかと一緒に行ってれば……こうならなかった」
オンナン「…………」
ギリョン「……俺の事も許せない」
オンナン「自分の事も?……なんでですか?」
ギリョン「すぐに助ければ良かったのに……他の男に襲われて、気持ち良さそうにしてるオンナンを見てたら……どうすればいいのか分からなかった」
オンナン「………ごめんなさい。………ギリョンさん」
ギリョン「なんだ」
オンナン「……私、汚れてしまいましたけど……嫌い、ですよね?……恋人が他の男に抱かれてて、嫌いになりましたよね?」
ギリョン「……嫌いじゃない」
オンナン「え……?」
嫌いじゃない……?
あんなに声を出しちゃったのに……?
ギリョン「俺の事は?……オンナンは、この男の体に汚されたが……俺は、この男の血に汚された……この男に汚されたのはお互い様だろ」
オンナン「……そう、ですね……私も、ギリョンさんの事が好きです」
ニコッと微笑むと、ギリョンさんも微笑んでくれた。
と、男が倒れた。
背中に刀が刺さっていた。
ギリョン「…………」
男の上に乗って、何回も刺していた。
何回も、何回も……。
オンナン「……ギリョンさん……その人、もう死んでます……」
ギリョン「…………」
グサッと……まだ刺している。
ギリョンさんの服や顔には返り血だらけ。
オンナン「ギリョンさん!」
ギリョン「うるさい」
オンナン「…………」
ギリョン「なんで、俺とヤった事ないのに……俺以外の男に声を出してるんだ。……なんで、アイツに出された物を飲むんだよ!……なんで、キスを……」
ギリョンさんの声が怒っている。
私は謝った。
オンナン「ごめんなさい……」
ギリョン「……許せない。……オンナンを襲った奴」
オンナン「……私は?」
ギリョン「オンナンも許せない」
オンナン「!!!」
やっぱり、許せないんだ……。
ギリョン「オンナンが1人で山に行くから、こうなった。……さすがにオリニは危ないけど、俺とかモリとかと一緒に行ってれば……こうならなかった」
オンナン「…………」
ギリョン「……俺の事も許せない」
オンナン「自分の事も?……なんでですか?」
ギリョン「すぐに助ければ良かったのに……他の男に襲われて、気持ち良さそうにしてるオンナンを見てたら……どうすればいいのか分からなかった」
オンナン「………ごめんなさい。………ギリョンさん」
ギリョン「なんだ」
オンナン「……私、汚れてしまいましたけど……嫌い、ですよね?……恋人が他の男に抱かれてて、嫌いになりましたよね?」
ギリョン「……嫌いじゃない」
オンナン「え……?」
嫌いじゃない……?
あんなに声を出しちゃったのに……?
ギリョン「俺の事は?……オンナンは、この男の体に汚されたが……俺は、この男の血に汚された……この男に汚されたのはお互い様だろ」
オンナン「……そう、ですね……私も、ギリョンさんの事が好きです」
ニコッと微笑むと、ギリョンさんも微笑んでくれた。