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100万本の赤い薔薇
第5章 再会
茉莉子はパジャマに着替え、長谷川はTシャツとトランクスになると2人、ベッドに横たわった。
長谷川が腕枕をすると、
茉莉子は小さく丸まるようにすっぽりと長谷川の腕の中に収まるように身体をそっと寄せた。


長谷川は茉莉子の額にキスをしながら、

「おやすみ。愛してる」と囁いた。


茉莉子は自分から長谷川の唇にキスをすると、
おずおずと言った。

「長谷川さん、あの…」

「ん?どうした?」

「健太さんと毎週水曜日にランチしましょうって、
あまり深く考えないで約束してしまっていたの。
お断りするようにしますね。
ごめんなさい」

「あの坊やは、健太っていうのか。
ランチするくらいなら良いよ。
それ以上は絶対に嫌だけどな」

「それ以上?」

「こないだみたいに手を繋いだりも嫌だな。
ハグしたり、キスしたりとかだったら、
俺、発狂するな」

「まぁ!
そんなことはないです。
一回りも違うのよ」と茉莉子は苦笑した。

「いや、茉莉子は魅力的だから、
あの坊やは茉莉子に夢中だよ。
男同士だから判るんだ。
今度、釘を刺しに会いに行こうかな?」
と言うので、

「長谷川さんたら子供みたい」
と、茉莉子はクスクス笑った。

「男はいくつになっても子供みたいなもんなんだよ。
だから、茉莉子みたいに優しくて、
でも芯が強い女性に甘えたくなるもんなんだ」
と、茉莉子の胸に顔を埋めるようにして、
心臓の鼓動を聴いた。

「茉莉子と居ると、落ち着くな」

そう言いながらも、既にウトウトしている。


「亮太だから」

「えっ?」

「俺の名前。
いつも長谷川さんだからな」
と寝惚けながら呟いている。

「亮太さん…
ありがとう」

そう言って茉莉子はそっと長谷川を抱き締めた。
その姿はまるで聖母マリアのようだった。



朝になると、いつもの時間に目が覚めた茉莉子は、
そっとベッドから起きようとした。

長谷川が寝惚けながら茉莉子を抱き締め引き留める。


「亮太さん、おはようございます」

そう言われて、長谷川は目をぱっちりと開けた。

「もう一回言って」

「亮太さん、おは…」

長谷川が茉莉子の唇を塞いだ。

「ん…」

長谷川は茉莉子のパジャマを捲って、
胸に貪りついた。

「あ…お隣に結依ちゃんが…」


「ご、ごめん。
名前呼ばれたら興奮しちゃって」
と長谷川は笑った。
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