この作品は18歳未満閲覧禁止です

  • テキストサイズ
100万本の赤い薔薇
第8章 新しい息吹き
「これは、僕が産まれる以前の話もあるから、
お母様から訊いた話になるんだけど。

お母様は、大学生の頃に、
翻訳のアルバイトで父のところに出入りしていた。

元々家族ぐるみの付き合いで、ホームドクターだったと訊いている。

4年生の夏に、父はとても酷いことをしたんだ。
お母様に薬を飲ませて、無理矢理…。

それで僕を孕った」


「ちょうどその頃だよ。
俺の披露宴の司会に来てくれたのは」と長谷川は言った。


「妊娠中に、婚姻届を出してからは、うちの別宅に監禁するようにお母様を閉じ込めて、大学も何とか卒業は出来たけど、
内定していた就職先も断されて、
実家にも行かせて貰えず、
友人知人とも連絡取らせて貰えてなかったそうだ。

出産してからもそんな生活で、
別宅とお手伝いのおばさんと3人暮らしだった。

父は時々、定期検診とか、予防接種をするくらいで、
別宅に来ていたから、
僕、父のことをずっと、注射を打ちにくる嫌なおじさんって思ってた。

でも、お母様はそんな生活なのに、
いつも楽しそうにニコニコしていて、
ピアノやヴァイオリン、ギターなんかを弾いたり、
歌を歌ってくれたりしたよ。
絵本読んでくれたり、絵も描いてくれたり…」

見ると拓人は涙ぐんでいた。


「少し大きくなったら、
本宅に時々呼ばれるようになった。

そっちに行くと、いつも最初は良子さん、
父の姉のオバさんね。
良子さんに違う部屋に連れて行かれて、
舐めるように撫でられたりした。
そして、ここで待ってなさいと言われて鍵を掛けられていた。

そういう時、お母様は…
やっぱり薬を飲まされて無理矢理…

多分2年くらいそんなことがあったのかな?
ある日、鍵を掛け忘れた日があって、家の中を歩き回ってた。

何か声がする方に向かってそっとドアを開けたら、
裸のオバさんがお母様を後ろから羽交い締めにして、
お父様がお母様に何かをしてるのを見た。
お母様は服は下着姿でぐったりとされてたから、
お母様が虐められていると思って、部屋に飛び込んだ。

お父様が立ち上がった時、股間を見て怖くなった。
見たことなかったしね。

オバさんが鬼のような形相で、僕の処に来ると、
『お行儀悪い子ね!』と言って、
部屋の片隅にあった乗馬用の鞭で、
いきなり僕のお尻を叩いたんだ。

物凄い音がしたけど、
お母様は目を醒さなかった。
/245ページ
無料で読める大人のケータイ官能小説とは?
無料で読める大人のケータイ官能小説は、ケータイやスマホ・パソコンから無料で気軽に読むことができるネット小説サイトです。
自分で書いた官能小説や体験談を簡単に公開、連載することができます。しおり機能やメッセージ機能など便利な機能も充実!
お気に入りの作品や作者を探して楽しんだり、自分が小説を公開してたくさんの人に読んでもらおう!

ケータイからアクセスしたい人は下のQRコードをスキャンしてね!!

スマートフォン対応!QRコード


公式Twitterあります

当サイトの公式Twitterもあります!
フォローよろしくお願いします。
>コチラから



TOPTOPへ