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100万本の赤い薔薇
第8章 新しい息吹き
僕はお母様が死んでしまったのかと思い、泣いた。

もしかしたらこの記憶って、後から想像して補ってるのかもしれないけど、
今でも言われたこと覚えてる気がするんだ。
そんなにはっきり自分が喋れてるのもどうかな?と思うしと言いながら続けた。

「あらあら、泣いてしまって。
反省してるのかしら。
さ。お部屋に戻りなさい」と言われた。

「でも、お母様がっ!」と言うと、

「後でお部屋に連れて行きますから。
言うこと聞けないなら、そこにいなさい。
後でお仕置きするから」
と言った。


その後、オバさんはお母様の脚を広げて持つと、
父は、人形のように動かないお母様に…

終わった後、父は僕の頭を撫でて部屋を出た。

オバさんは、
「お仕置きしようと思ったけど、
今日見たことを黙っているなら許してあげる」と言って、
お母様の服を直して出て行った。

僕はお母様に駆け寄った。
微かに息をしていてホッとしながら縋り付いて泣いた。

暫くして、お母様が目を醒まして、
目を丸くしながら、
「まあ、拓人さん!
こんな処でどうしたの?」と言いながら、
僕を抱き締めてくれた。

お母様は震えていて、泣いていた。


その時、僕は、
お母様を護っていこうと思ったんだ。


でも、その後、お母様は家を出てしまった。
後からの話を総合すると、
オバさんが追い出したのかもしれないし、
お母様が耐えきれなかったのかもしれない。

勿論、その時、僕はまだ小さくて何も出来なかったし、
お母様も仕事もなく、気持ちもズタズタで、
とても僕を連れては行けなかったと思ってた。

それで、僕はいつかお母様に会えて、
お母様を全てから護れるようになりたいと考えて過ごしていた。


本宅に移されてから、色々なことが少しずつ見えてきた。

本宅に君臨してるのは、お父様じゃなくて、あのオバさんだった。

そして、本当の姉弟なのに、
夫婦がするようなことをしてるのを見た。
本当に気持ち悪いと思った。

しかも…
と言いかけて、これはとても結依には言えないと思った。
子供が出来ないようにと、尻の穴を使って繋がっていたなんて、
あんまり酷すぎるよ。
考えただけで、吐きそうになる。

お父様は、心のどこかではお母様を想っていると感じることもあった。
僕を撫でて、
「茉莉子に似てきたな」と嬉しそうに言うことすらあったから。
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