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100万本の赤い薔薇
第10章 華燭の祭典
そして、結依と拓人はそれぞれ、
茉莉子が連れて行った先生について、
本格的にピアノのレッスンを始めていた。
それぞれ、厳しく、個性的な先生たちではあったが、
毎回驚きと感動の連続だった。
帰宅すると、グランドピアノとアップライトピアノを交互に使って練習したり、
お互いの演奏を聴いたりしていた。
高校はそのまま、上に進むとして、
もっと本格的に音楽を学ぼうと考えていた。
語学の必要性も感じていた。
というのは、2人の先生は、両方外国人だったからだ。
それに、今後、海外で勉強したり演奏することもあるかもしれないということも考えていた。
いつまでも一緒に居たい。
でも、いつかは旅立つ日が来ることを、
2人とも理解していた。
ただ、もう暫くは、
子供として甘えて過ごしたいということも思っていたし、
もうすぐ弟か妹が出来たら、
面倒をみたりするのも楽しみだった。
きっと、どっちが先に抱っこするかとかで、
また姉弟喧嘩をすることだろう。
茉莉子が連れて行った先生について、
本格的にピアノのレッスンを始めていた。
それぞれ、厳しく、個性的な先生たちではあったが、
毎回驚きと感動の連続だった。
帰宅すると、グランドピアノとアップライトピアノを交互に使って練習したり、
お互いの演奏を聴いたりしていた。
高校はそのまま、上に進むとして、
もっと本格的に音楽を学ぼうと考えていた。
語学の必要性も感じていた。
というのは、2人の先生は、両方外国人だったからだ。
それに、今後、海外で勉強したり演奏することもあるかもしれないということも考えていた。
いつまでも一緒に居たい。
でも、いつかは旅立つ日が来ることを、
2人とも理解していた。
ただ、もう暫くは、
子供として甘えて過ごしたいということも思っていたし、
もうすぐ弟か妹が出来たら、
面倒をみたりするのも楽しみだった。
きっと、どっちが先に抱っこするかとかで、
また姉弟喧嘩をすることだろう。