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100万本の赤い薔薇
第11章 小さな箱
姉との行為は、姉弟間の近親相姦というだけでなく、
神の倫理にも逆らうものでした。
茉莉子さんは信じられないことかもしれませんが、
妊娠しないようにと、尻を使うのです。

姉の言いなりとはいえ、そのようなことはするべきではなかったのです。
でも、背徳的だからこそ拒絶も出来なかったのかもしれません。
本当に私は弱く、酷い人間です。


年齢を重ねると、家の跡継ぎという問題が大きくなりました。
勿論、姉との間に子を成すわけにはいきません。

そこで、姉が目をつけたのが茉莉子さんでした。

カトリックの家で厳しく育っていると聞いていましたし、
調べさせたところ、特に付き合っている男性もいないようでした。


それで、大変卑劣な計画を立てました。

まず、翻訳のアルバイトを頼み、
体調を心配するふりをして、姉が茉莉子さんの生理の期間を伺うようにしました。
生理痛などで体調が悪い時に仕事を頼みたくないからなどと説明していたようですね。

健康な茉莉子さんは、規則正しい周期のようでしたので、
あの夏の日、アルバイトでお呼び立てしました。

そんなことは出来ないと私が言うと、
判ったと言いながらも姉はケーキなどを用意して茉莉子さんに食べさせました。
ケーキか飲み物に睡眠薬を入れていたのでしょう。

姉が私を呼ぶと、
茉莉子さんをベッドに運ばせて、
ブラウスのボタンを外してスカートを捲り上げると下着を脱がせました。

「あら、真っ白で傷一つないこと」と言って、
姉は茉莉子さんの乳首を意地の悪い顔をしながらつねりました。

そして、脚を拡げて、
「ほら!挿れなさい」と言ったのです。


余りにも茉莉子さんが美しく、
また神聖な女神のような姿に、
私はとてもそのようなことは出来ないと言いました。

すると、姉は自分の服を脱ぎ、
私のスラックスと下着を脱がせると、
股間を掴んでいきなり舐め始めました。

「こんな小娘相手では勃たないのね。
良いわ。私がやってあげる」と言って、
貪るように私に刺激を与えました。

茉莉子さんのすぐ隣でそんなことをされているうちに勃起してしまったのを見て、
姉は再び茉莉子さんの両脚を掴んで拡げると、
私を引き寄せて、掴んで茉莉子さんに沈めようとしました。
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