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100万本の赤い薔薇
第11章 小さな箱
茉莉子さんは処女でしたので、固く閉じていて、
なかなか進めることは出来ませんでしたが、
姉が茉莉子さんのことを動かないよう押さえていました。

茉莉子さんの初めてを奪えると思うと、
先程まで拒絶していたはずなのに興奮し、
私は浅ましく腰を動かしました。

しかも、2度、3度と
茉莉子さんに吐き出しました。

でも、今度は自分を恥じてしまい、部屋を出ました。

とても酷いことをしてしまい、顔を合わせることは出来ないと思ったからです。

姉は茉莉子さんの衣服を整え、
目が醒めるまで、クッションで腰の位置も調節して、
少しでも着床する確率を高めると言って観察しているようでした。


茉莉子さんが目を醒ました時、恐らく痛みはあったでしょうが、
自分に何が起きたかは判らなかったと思います。


翌日も、急ぎの翻訳だからと茉莉子さんを呼び出しました。

その時は、既に私は茉莉子さんのことを犯すつもりでした。
自分で赤ワインに睡眠薬を入れて、
翻訳が全て終わったことを労うふりをしてそれを飲ませました。

そして、夢中で服を脱がせて、茉莉子さんに吸い付きました。
柔らかくて素晴らしい茉莉子さんの肌に触れることで、
力がみなぎってきました。
姉とのおぞましい関係ではなく、
普通の男女がするような愛の営みをすることにも喜びを感じました。

ところが、薬の量が少なかったのでしょう。
途中で茉莉子さんが目を醒ましてしまい、
私の卑劣な行動を目にしてしまったのです。

私は嫌がって抵抗する茉莉子さんを無理矢理押さえつけて、
自分の欲望を果たしました。

恐怖のあまり、気を失った事を良いことに、
何度も犯しました。

あんなことをせずに、
最初から、付き合ってくださいと言えば良かったのに、
もうその後は、とても茉莉子さんのことを見ることは出来ませんでした。


念入りに計画したおかげで、茉莉子さんは身篭りました。
それでも、結婚を反対されるかもしれないと思い、
茉莉子さんを説得して、ご両親に黙っておくようにしました。

結婚後は、茉莉子さんを家に閉じ込めました。
誰にも見られたくないし、盗られたかもなかった。

出産で茉莉子さんの下半身を、
例え医者であっても他の男には見せたくなかった。

だから、健康上問題ないのに、自分で診断書を書いて強引に帝王切開させたのでした。
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