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100万本の赤い薔薇
第3章 怖くて堪らない
長谷川はそのまま、
茉莉子を横たわらせて、耳朶を舐めながら、

「茉莉子が欲しい」と囁き、
首筋にキスしながら、
茉莉子の部屋着の裾から手を入れて、
大きな手のひらで茉莉子の胸を弄り、
ブラジャーをずらしながら可愛らしい乳首を舐め回す…

という妄想をしながら、
一気に股間を固くしたのだったが、
実際のところは、
長谷川がそっと弄ってみた茉莉子の舌があまりにもぎこちなくて、
これ以上のことはまだするべきではないと、
理性の欠片を振り絞ったのだった。

もう一度、父親のような優しい親愛のキスを、
頰と額に落とすと、
ギュッと改めて抱き締めた。


「ほら。
キスしても、気絶しなくなった。
俺の犬恐怖症と同じテンポで快復してるんじゃないか」
と、ふざけた感じで言う。


「このペースでのんびり一緒に過ごしたら
そのうちもっと凄いキスも出来るようになるよ」

「もっと凄いキス?」

「うん。こんなもんじゃない、
骨まで蕩けるようなキス。
誰かの歌でなかったかな?
強い酒みたいなキス」

「今のでも充分凄かったと思ったけど。
何かね、愛情を感じました。
お父さんみたいな?」

「いやいやいや、お父さんとはキスしないだろ」

そう言って、長谷川は笑った。


外はすっかり日が落ちていた。


「顔が紅くて恥ずかしいから、
灯り、まだつけなくてもいいですか?」

「もちろん。
じゃあ、もう一回、キスしようか?
茉莉子からキスしてよ」
と目を閉じて言った。

茉莉子から長谷川を抱き締めると、
目を開けたまま、長谷川の唇にキスをした。

ペロリと唇を舐めてみたら、
急に長谷川が目を開けた。


「こら。
女の子はキスする時は目を閉じるもんなの」

「えっ?どうして?」

「男の方が、キスしてる時の女の子の顔を見たいからだよ。
両方で目を開けてたら変でしょ。
ま、すごくエロいことする時は、
両方とも目をバッチリ開けて、
何をしてるかお互い見ながらってこともあるかもしれないけどね」

「えっ?なんですか、それ?」

と、心の底から不思議そうな顔をする茉莉子に、

「ほら、目を閉じて。
少し口を開けてごらん」

と言って、
両手で頬を包みながら、
キスをした。

舌を絡ませてみて。
柔らかく動かせる?
こうするともっと気持ち良くない?

そう囁きながら長谷川は茉莉子の舌を堪能した。
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