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100万本の赤い薔薇
第3章 怖くて堪らない
「このまま、寝ようか。
もう時間も遅いし、
朝はモカちゃんと散歩に行くんだろ。
それが終わったら、
トースト焼いて貰ってコーヒー飲んで、
その後ファーマーズマーケットに行こう。
行ったことないから、
楽しみだな。
今日行った物産館みたいなところやスーパーも、
本当はモカちゃんと留守番じゃなくて、
一緒に入ってみたかったな。
考えたらそんな所、入ったことないからな。
こうなったら、市場とかも行ってみたい。
海外のマルシェとか、
蚤の市とか、
茉莉子が好きそうな所なら、
どこでも行きたいな」

茉莉子が落ち着くようにと考えて、
思いつくことをゆっくり話した。


「訊かないの?
私…」

と言うので、

「話たくないことは話さなくて良いよ。
口にした方が気持ちが楽になったり落ち着くなら、
いくらでも聞くよ。
無理して説明しようとしたり、
俺に気を使わないで。
無理するんなら、
キスして口をふさぐぞ」
と、長谷川は笑いながら言った。


「俺は、ちょっと口にしてみたら、
少し頭が整理出来て良かったと思ってる。
茉莉子、聞いてくれてありがとう。
俺は娘のこと、愛してる。
血の繋がりはどうでも良い。
そして、やっぱり陽子のことは許せない。
きっぱり別れるべきだと思った。
子供の為にと、離婚を保留していたつもりだったけど、
人として許せないヤツと偽りの関係を保つこと自体、
娘に対しても良くないと思った。
でも、娘がどうしたいか、誰と居たいかというのは、
親が決めることではないから、
それも娘と話す必要があると考えてる」

茉莉子は頷いた。


「娘が俺と一緒に居ることを選んでくれたら
コブ付きになるけど、
茉莉子への気持ちは変わらない。
変わらないけど、
ちょっと俺、不利になるのかな?
あの坊やに負けたりするのかな?」

と言うから、
茉莉子はクスクス笑う。


「やっと笑ったな。
やっぱり茉莉子は笑っているのが良いな」
と言って、

「キスしても良い?」
と訊いた。


茉莉子は、YESの代わりに瞳を閉じた。


長谷川は、茉莉子の顔を見ながら口づけをした。
頬に手を当てて唇を開けるようにすると、
最初は舌で唇をなぞるようにしてからそっと唇の間から茉莉子の舌を探った。

舌を絡ませて、口の中を探りながら長谷川も目を閉じた。
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