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100万本の赤い薔薇
第3章 怖くて堪らない
お酒は強いつもりだったけど、
ワインを飲むことはほとんどなくて、
勧められるまま飲んでいたら、
急激な眠気に襲われてしまって。
痛みを感じて目が覚めたら
先生が私の上に馬乗りになっていて…
驚いて叫んでしまったら、
口を塞がれて、腕を押さえてこまれて、
無言で私のこと…
途中で意識を失ってしまって。
目が覚めたら先生は居なくて、お姉様が入れ替わるように入ってきて、
そのまま腰を高い位置で30分ほど動かないようにと言うの。
私、服も着たままで下着だけ取られた状態だったので、
慌ててスカートを直そうとしたら、
腰の下には大きなクッションが敷いてあって
血痕のようなもので汚れていたわ。
新しいものと時間が少し経ったような…
「どうして?」
と呟いたら、
「妊娠してると良いわね。
そしたら、院長夫人になれるのよ」といきなり言われたの。
「えっ?どういうことですか?」
と訊いたら、
「あら。
貴女が先生に色目を使ったんでしょう。
清純そうな顔をして、とんでもないわ」と睨みながら出て行ってしまったの。
どういうことか判らなくて混乱して…
暫くしたら、
またお姉様が来て、
ナプキンを渡しながら、
「このことは他言無用ですよ。
勿論ご両親様にもね。
妊娠していたらすぐに連絡するように」
と言われてその日もタクシーで帰宅したの。
夏休みが終わっても、生理が来なくて、
恥ずかしさと恐ろしさで、
家からも大学からも離れた薬局で検査薬を買って調べたら陽性で…。
誰にも相談出来なくて悩んでいたら、
お姉様から連絡が来て、
妊娠したことを告げたら、
19時以降に病院に来るように言われたの。
病院には、先生とお姉様が待っていたの。
いくら医師とはいえ、年齢差があるからご両親が反対するかもしれないから、
法律上堕胎出来なくなる時期まで両親に内緒にすることを言い含められて、
これで婚約指輪を買いなさいと3束ほどのお金を渡されたわ。
流産せずに6ヶ月に入った時に、
両親にご挨拶して入籍するからと言われた。
後から思えば、流産してたら結婚自体もなくなっていたのかも。
だって、私のことを愛しているわけではなく、
健康で、子供を医師にする為には頭が良い若い女性であれば誰でも良かったんだわ。
しかも男性経験もなく、他人を疑うこともないなら申し分ないからと私に目をつけたんですもの。
ワインを飲むことはほとんどなくて、
勧められるまま飲んでいたら、
急激な眠気に襲われてしまって。
痛みを感じて目が覚めたら
先生が私の上に馬乗りになっていて…
驚いて叫んでしまったら、
口を塞がれて、腕を押さえてこまれて、
無言で私のこと…
途中で意識を失ってしまって。
目が覚めたら先生は居なくて、お姉様が入れ替わるように入ってきて、
そのまま腰を高い位置で30分ほど動かないようにと言うの。
私、服も着たままで下着だけ取られた状態だったので、
慌ててスカートを直そうとしたら、
腰の下には大きなクッションが敷いてあって
血痕のようなもので汚れていたわ。
新しいものと時間が少し経ったような…
「どうして?」
と呟いたら、
「妊娠してると良いわね。
そしたら、院長夫人になれるのよ」といきなり言われたの。
「えっ?どういうことですか?」
と訊いたら、
「あら。
貴女が先生に色目を使ったんでしょう。
清純そうな顔をして、とんでもないわ」と睨みながら出て行ってしまったの。
どういうことか判らなくて混乱して…
暫くしたら、
またお姉様が来て、
ナプキンを渡しながら、
「このことは他言無用ですよ。
勿論ご両親様にもね。
妊娠していたらすぐに連絡するように」
と言われてその日もタクシーで帰宅したの。
夏休みが終わっても、生理が来なくて、
恥ずかしさと恐ろしさで、
家からも大学からも離れた薬局で検査薬を買って調べたら陽性で…。
誰にも相談出来なくて悩んでいたら、
お姉様から連絡が来て、
妊娠したことを告げたら、
19時以降に病院に来るように言われたの。
病院には、先生とお姉様が待っていたの。
いくら医師とはいえ、年齢差があるからご両親が反対するかもしれないから、
法律上堕胎出来なくなる時期まで両親に内緒にすることを言い含められて、
これで婚約指輪を買いなさいと3束ほどのお金を渡されたわ。
流産せずに6ヶ月に入った時に、
両親にご挨拶して入籍するからと言われた。
後から思えば、流産してたら結婚自体もなくなっていたのかも。
だって、私のことを愛しているわけではなく、
健康で、子供を医師にする為には頭が良い若い女性であれば誰でも良かったんだわ。
しかも男性経験もなく、他人を疑うこともないなら申し分ないからと私に目をつけたんですもの。