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甘い復讐
第15章 公開処刑 5日目
ガシャーン!

力尽きたように痙攣を繰り返していたマルセルは、握っていた剣を下に落としてしまった。

剣は派手な音を立てて、床に転がった。


「誰が落として良いと言った!」


その瞬間、怒りに満ちたアルバートの声が響く。


アルバートは、落ちた剣を拾うと、再びマルセルの臍に剣を突き刺した。



「ぐあああああっ!!!!」



これには、ぐったりとしていたマルセルも、目を見開き、叫び声を上げた。



アルバートは、そのまま、剣で腹の中を掻き混ぜ始めた。


「あ゛ぐっ!がっ…あ゛…あ゛あ゛っ!あっ!!!」


ナイフや短剣出はなく、長剣で掻き混ぜられた腹の中は、あっという間にぐちゃぐちゃになった。

突き刺された臍の周りに、大きな穴が空き、掻き混ぜる度に、押し上げられた腸が溢れ落ちてくる。


そして、そんな状態であるにも関わらず、マルセルのペニスもまた、怒張し上に反り返ってしまっていた。


「なに喜んでるんだ!この変態め!」
「痛め付けてるのに喜びやがって!全然罰じゃないじゃねえか!」


観客が次々と罵声を浴びせてくる。



「もうやめて!」



その時、サラの声が広場に響き渡った。

「もう、もうやめて!お願い!
お願いします!!!」

その声に、広場の観客は静まり返り、アルバートはその手を止めた。


「もうやめて…だと?
そうか…もうやめて…と言ったな。」


アルバートは、呟くように何度かその言葉を繰り返しながら、思案するように空を見上げた。


そして、ニヤリと笑い、

「もうやめてと言ったな。分かった。
なら、お前が替わりをするんだな。」

と、言った。
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